モジュールの導入手順


前提条件として、仮想環境構築編が完了している必要があります。
コンソールを閉じている場合は、以下の手順で仮想環境を有効にします。
①エクスプローラーで仮想環境用のフォルダの「Scripts」フォルダに入る。
②アドレス欄に「cmd」と入力し、エンターキーを押す。(cmd.exeが起動します。)
③コンソールから「activate.bat」と入力し、エンターキーを押す。
④コンソール左側に仮想環境用のフォルダ名が表示されていることを確認する。

PYTHON シェルの呼び出し

PYTHON pip install


仮想環境が有効になったところから本題に入ります。
パッケージをインストールしていきます。
コンソールに以下のコマンドを入力してエンターキーを押すと、jupyterのインストールが始まります。
インストールには数分掛かることがあります。

pip install jupyter

また、今後のプログラム作成に際し、必要なパッケージをインストールしていきます。
初めは、下表のパッケージをインストールしておけば問題ないかと思います。
また、必要に応じて後から自由にパッケージを追加、削除することが出来ます。

まとめてインストールする場合は、以下のコマンドを実行して下さい。
pip install numpy scipy scikit-learn pandas matplotlib pillow seaborn ipywidgets bokeh xlrd openpyxl shapely

tkinterのみインストールコマンドが異なります。
pip3 install pytk

 パッケージ名  用途・機能 備考 
 jupyter  プログラムの作成・共有が出来るwebアプリケーション
本サイトでは、jupyter notebookを使ってプログラムを作成します。
pip install jupyter
 numpy  高機能な多次元配列の計算、数値計算ツール群を扱う。 pip install numpy
 scipy  numpyと同じく配列や行列の演算を行う。
また、信号処理や統計の計算が可能。
pip install scipy 
 scikit-learn  機械学習・予測、モデル評価などのデータ分析に必要な機能を扱う。 pip install scikit-learn
 pandas  データ解析の前処理(データ加工、解析関数)を扱う。 pip install pandas
 matplotlib グラフ描画の為のパッケージ pip install matplotlib
 pillow 画像のリサイズ、回転、トリム等の単純な処理が可能。 pip install pillow
 seaborn  データの可視化を扱う。matplotlibより少ないコードで描画が可能。 pip install seaborn 
 ipywidgets  描画したグラフをセレクトボックスやスライダと連動させる事が可能。 pip install ipywidgets
 bokeh フラフ描画の為のパッケージ
matplotlibより痒い所に手が届く感じ。
pip install bokeh 
 xlrd  Excelの拡張子.xls,.xlsxの読み込みが可能になるパッケージ pip install xlrd 
 openpyxl  Excelファイルの作成や細かい編集が可能になるパッケージ pip install openpyxl 
 tkinter ExcelVBAの様なGUIインターフェースを作成出来るパッケージ  注意!インストールコマンドが特殊
pip3 install pytk 
shapely 2点間の距離や多角形の面積計算が出来るパッケージ pip install shapely 
  win32gui  フォアグラウンドで動作しているウィンドウのタイトルを取得出来る。
PYTHONでGUI表示が既にされているか調べるのに使ってます。
正直、余り使う頻度は無いです。
pip install win32gui 
 requests    pip install requests
 selenium    
 ipympl  ユーザーが自由に操作可能なグラフを作成する為のパッケージ  pip install ipympl
     
     

インストール中は、コンソールが入力待ちになるまで待って下さい。

パッケージのインストール中の表示状態 (コンソールを閉じずに待つ必要があります。)
PYTHON pip install 実行中の状態

パッケージのインストールが完了した時の表示状態
PYTHON pip install 実行完了状態

最後に、パッケージによってはPYTHONのVersionが最新でないとインストールできないものも存在します。
その場合は、以下のコマンドにてPYTHONのUpgradeを行います。

python -m pip install --upgrade pip